カテゴリー「BMWおもしろメンテ ウインドウレギュレータ」
■ ウインドウレギュレータ 故障への道 上編 ■
こんなことになるぐらいなら、手動式の方がよっぽどいいぜ!
さあ、今日は家族で楽しいドライブです。
BMお父さんは、「るるぶ」を買って、一週間も前から「自慢のBMWで駆け抜ける海辺のドライブコース」を探しておりました。
高速道路を経由して、緑きれいな一般道の峠道を快適にドライブ。そして、広大な海が眼下に広がり、「お父さんきれい」という娘の声をイメージしていました。
当日の朝は5時に起床して、砂ぼこりのBMWをきれいに洗車し、窓を丹念に拭きました。何度もウインドウを上下させながら。その時「カキッ」と一度だけ変な音がしました。もう一度動かしたら、何も音がしませんでした。「別になんでもないじゃないか」と思いました。
しかし、これが、最悪の事態を招いたのです。
さあ、夏休みのドライブです。高速道路は順調で、渋滞にも巻き込まれませんでした。BMWも快調で、エアコンを効かせていますので、BMWの窓は閉めています。BMWは峠道へと入りました。峠の「道の駅」で、ひと休みです。
娘が、BMお父さんの大好きなアイスクリームを買ってきました。BMお父さんはウインドウを開けて受け取りました。
そのときです。「バキッ」「ガコン」という音と共に、窓が閉まらなくなりました。何度操作しても閉まりません。エンジンを一度切って、もう一度操作しても閉まりません。何を勘違いしたのか?ボンネットを開けるBMお父さんです。
外気温は38度。アイスクリームは、BMお父さんの手首まで溶けて垂れていました。
BMWは、閉まらない窓を全開で、峠道を進み、BMお父さんは、ドアに片腕をのせ、涼しい振りをしながら、運転しています。信号で止まり、となりの国産車からは、「あのBMWは、エアコンがついていないのかしら?」と思われても、涼しい顔をしていなければいけません。BMWのお父さんですから。
峠道が終わり、広大な海が見えてきました。この辺のレストランで昼食です。
「るるぶ」を見て、予定していたレストランです。混雑もなく窓際の席に付く事が出来ました。お父さんはウインドウを開けたまま駐車しているBMWが心配でなりません。家族にとっては、「海の見えるレストラン」であっても、お父さんにとっては、「駐車場の見えるレストラン」であったのです。
おいしい昼食を済ませ、帰りは逆順のコースとなります。峠の方を見ると、雲行きが怪しくなっております。夕立ちのような黒い雲が出ているではありませんか。帰りの渋滞を考えると時間がないので雲に向かってBMWを走らせるしかありません。お父さんはBMWで駆け抜ければ大丈夫だと思いました。そうだ「駆け抜ける喜びのBMWだ」
案の定、峠では、「バケツをひっくり返したような雨」となっています。お父さんは、急きょ、セブンイレブンに駆け込んで、ビニール袋をガムテープを購入し、応急処置を施しました。かっこうが悪いがしかたありません。でも、ビニールがバタバタと音をたて、隙間から雨風が入ってきます。
雨が上がった後は最悪です。38度の気温と雨上がりの湿気で、まるで蒸し風呂のような車内です。娘さんは、汗だくで頬を赤くし、助手席の奥さんは、汗と油でせっかくのお化粧が取れて、油顔となっております。お父さんは、右半身がずぶぬれです。
それでも、お父さんは自慢のBMWで駆け抜けて、帰って来ました。
仙台から、高速道路で盛岡へ、そして浄土が浜まで往復580kmの道のりでした。
中編では、故障原因を突き止めますよ。
内張りを外したところです。